ピアノ伴奏

緊急事態宣言のための休校で延期されていた各中学校の合唱コンクールは、それぞれ会場や観客の制限などの対策をしながら無事行われたようです。

今年も当教室の生徒さんが数名伴奏を担当することになりました。

その中の一人、Mちゃんは今回初挑戦。小学校の時にもやってみたい気持ちはあるものの、なかなか機会に恵まれずにいましたが、担任の先生に強く頼まれたとか(察するにどのクラスにもピアノが弾ける生徒がいるとは限らないですし、先生も大変だ(笑))。

Mちゃんは何事も丁寧でワークの音符もとても綺麗に書いてきます。そして教室ではとてもおとなしい。質問にはきちんと答えるし、ご挨拶はいつもしっかりしてくれますが、必要以上にしゃべらない(笑)そんな彼女のピアノは丁寧で優しい音がします。でもそんなに器用なタイプではなく(Mちゃんごめん)今回の伴奏の練習は大変そうでした。本番10日前の最終レッスンではまだ不安な箇所が多く、でも伝えられることは伝えたし、あとは本人がどれだけ自分のものにできるかだな、と思っていました。

本番前日お母様が送ってくださった動画の演奏は10日前とは見違える出来となっていました。直前に定期テストもある中、相当練習したのだと思います。そして本番、結果は金賞だったそうで、しっかり大役を果たしたMちゃん、感想を聞いたら「来年は伴奏賞を取りたい」だそうです。いつも控えめなMちゃんからそんな積極的な言葉を聞いて、Mちゃんのピアノだけではない心の成長を感じ嬉しくなりました。

改めて、金賞おめでとう!!