オンラインでのレッスンはもちろん通常の教室でのレッスンと全く同じというわけにはいきません。
手の形や姿勢を直してあげるために体に触れることはできませんし、楽譜へ注意事項を書き込んであげることもできません。
やってみる前は何かと不自由かも…と予想していましたが、意外と指導者としてやることはあまり変わらないな、という印象でした。
むしろ、映像と音声から生徒の演奏をしっかりキャッチしなければ、と普段以上に生徒さんの様子を注意深く観察することができましたし、
言葉がけも、より的確に、具体的にと心がけるようになって、自分の指導を振り返るきっかけにもなりました。
生徒さんにも思わぬ所で良い効果が！
まず、きちんと返事ができるようになりました！
教室だと私が話しかけてもウンウンと首を振るだけだったお子さんも、オンラインではそれでは伝わらないので、必然的に「ハイ｝と声を出せるようになりました。
それから私の方に顔を向けて話が聞けるようになりました。
小さなお子さんでも私の話を聞こうとしてくれているのがわかりました。
高学年の生徒さんの中にはアドバイスを受けたとき、すぐ楽譜に書き込む姿も見られ、能動的にレッスンを受けているように感じました。
通常レッスンに戻ってもよい習慣として残ると良いなと思います。
休講中の代替として始めたオンラインレッスンですが、手応えを感じることができたので、今後はオンラインの生徒さんも募集したいと思います。
習いたいけど、時間や距離、送迎の都合などで教室まで通うのは…･と思っている方、ぜひ一度体験なさってみてください。